今回はメガバスから発売しているタイニーシグレについておすすめアクション方法や出しどころについて解説していきます。
使ったことがある人の大半は、夏の日陰になっている場所へシグレをキャストし虫をイメージして使っている方が多いのではないでしょうか?
もちろん僕もその方法で使用しますが、それだけだと勿体ない!
タイニーシグレの活躍場が他にもあるんです。
そんなタイニーシグレを約4年間使用し続けてきた僕なりの使用方法を紹介します。
タイニーシグレとは
メガバスから発売された虫パターンの王道ルアー【シグレ】のダウンサイジング版がタイニーシグレです。
余談になりますが、オリジナルシグレのアップサイズ版にグランドシグレがあり、タイニーシグレのさらにダウンサイズ版にナノシグレというルアーもあります。
ルアーの見た目からセミをイミテートしたルアーになります。
タイニーシグレのスペックはこちら
オリジナルシグレが大きさ36.5mmでタイニーシグレのコンパクトさがわかるかと思います。
左右の羽をパタパタと動かしながら泳ぐ姿は正にセミそのもの
マッチザベイトした時、タイニーシグレの爆発力は半端じゃありません。
ルアーの特徴
タイニーシグレの特徴は3つあります。
1…波紋が水面をもがく虫そっくり
2…見切られにくい
3…高いフッキング性能
上記3点がタイニーシグレの特徴だと感じます。
1つ目の特徴、波紋については初めてタイニーシグレをシェイクして動かした時に衝撃を受けました!
皆さんは蝶やバッタ等の虫が水面に落ちた時の波紋を見たことがありますか?
蝶や虫が水面に落ちた時というのが、その虫を中心にきれいな波紋を作ってもがいていたのです。
そして、タイニーシグレをシェイキングした際の動きというのが本物の虫そっくりだったのです。
セミの姿をしたルアーなので、本物のセミが水面に落ちた時の波紋や動きそっくりなのかもしれませんが、僕はセミが水面に落ちた姿を見たことがありません。
なので、本物のセミの動きを再現しているのかもしれませんが、とりあえず、虫パターンで使用する感覚で使っていただいて問題ありません。
2つ目の特徴は見切られにくいことです。
タイニーシグレはトップウォータープラグの部類に入ります。
トップウォーター全般に言えることではありますが、ラインを水中に極力触れさせることなくルアーを操作することができるので、ラインの存在でバスに見切られるリスクが低減します。
サイトフィッシングしているとよくあるのですが、水中でワームをシェイクしているとラインからでる波紋や水切り音を嫌がっている感覚に遭遇する場面があります。
そんなバスに口を使わせるときに有効なのが、ラインを水に付けずにアクションさせることです。
タイニーシグレであれば水面シェイクやただ巻きでの使用でラインを極力水面に付けることなくアクション出来るので、ルアーを見切らせにくい操作が可能になります。
そして、一口サイズの大きさと、そのシルエットから虫そっくりな見た目もプラスされ見切られることなくバイトまで持ち込みやすくなります。
最後、3つ目の特徴が高いフッキング性能になります。
メガバス公式の図が分かりやすかったのでまずは公式の図をご覧ください。
ルアーの浮力を抑えたスローフローティング設定により、突き上げバイトでルアーが弾かれる確率が軽減されていると感じます。
突き上げバイト以外にも、水面のタイニーシグレをついばむようなバイトもフッキングによるすっぽ抜けも少なくスローフローティング設定が高いフッキングに貢献しています。
実際に使用した際も、バスの口奥の深くまで吸い込むバイトがよくありました。
フッキングした際にルアーに乗らなくて悔しい思いをしたことありますよね?
タイニーシグレならそのリスクが軽減される設定になっているので、思う存分ファイトを楽しむことができます。
ルアーの出しどころ
皆さんは虫系のルアーといえば何処にキャストしようと思いますか??
ほとんどの方が野池の日陰(オーバーハング)へキャストするのではないでしょうか。
野池のオーバーハングたしかに間違いない場所です。
夏の日中であれば僕も日陰へタイニーシグレを投げ込みますし、魚も溜まっているのでよく釣れます。
ですが、夏のオーバーハングにだけ使用するのはもったいない!
このルアー、今まで使用した中で河川等の流れがある場所でのバイト率が凄いんです。
今回は河川での使用について解説します。
僕がよく向かう場所はリザーバーのバックウォーターなのですが、基本的に夏場はクリアウォーターで足場がいいので非常に人気なおかっぱりメジャーフィールドです。
メジャーフィールドですので、当然人的プレッシャーの影響もあってデカバスを釣り上げるにはそれなりのテクニックが必要になってくるのですが、タイニーシグレがあればややこしい技術は不要です!!
河川での出しどころとしては、見えバスに対してタイニーシグレをサイトフィッシングで使うことをお勧めします!
サイトフィッシングと聞くと難しいイメージを持つ方多いと思いますが、このタイニーシグレを使用したサイトフィッシングは難しくありませんのでご安心を。
タイニーシグレはトップウォータープラグですので、使用頻度が高い夏の河川での話をしますが、夏の河川でバスはどこにいると思いますか?
日陰があれば野池みたいに陰で涼む個体もいますが、川では流れの中や岩陰に潜んだり、反転流の中にいたりと水の動く場所や水の動きが止まる場所に居るケースが多いんです。
そういった場所を見つけることができれば、その場所にルアーをキャストしていくことでバスからの反応を得られやすくなります。
おすすめアクションと使用方法
タイニーシグレのおすすめのアクションは、ただ巻きと、シェイキングになります。
まずはただ巻きの方法になるのですが、ただ巻きを使用するのに適した場所が水が動いている場所です。
代表的な場所は流れ込み。流れの中に点在する岩や石の裏側になります。
こういった場所では魚が見えたり見えなかったりしますが、夏場であれば高確率で魚は潜んでいますので、流れ込みの中にルアーを入れ込んでください。
そして後はルアーが破綻しないスピードで巻いてくる。それだけを繰り返します。
流れ込みは水の勢いが強い場合がありますが、ただ巻き時にラトルがいい音を奏でてくれるので波紋よりも音でバスにアピールするようなイメージで使用します。
そして最後にシェイキングになります。
シェイキングの使用方法に適した場所が水が止まっている場所や、水の流れが比較的緩やかな場所になります。
代表的な場所としては反転流。
反転流に潜むバスは比較的釣りやすい反面、糸の存在や水切り音でバスにプレッシャーを掛けてしまい口を使ってくれなかったりしますが、タイニーシグレであれば問題ありません。
バスよりやや距離を置いた場所にキャストし、糸を水面に極力付けずにシェイクしながらバスに近づけていきます。
波紋とラトル音でバスが気づいたらばバスが浮上してきますので、シェイクを続けるかアクションを辞めてルアーを放置するかで口を使ってくれます。
経験上シェイクし続ける方が見切られにくいと感じます。その時のバスの状態によって変わってきますが、シェイクで見切るようであれば、バスが気づくまでシェイク。バスが気づいたら放置。こちらに操作方法を変更し試してみてください。
最後に水の流れが比較的緩やかな場所での使用方法です。
緩やかな流れがある場合、この流れを利用してやります。
俗にいうドリフトをタイニーシグレを使用してやっていくのです。
ドリフトとはルアーをバスの上流方向へキャストし、流れを利用しルアーを転がして食わせるといったテクニックになります。
ドリフトって大体がソフトルアーを水中に沈ませてからバスの近くまで流す方法が一般的で、ルアーを見失って今どこにルアーがあるのか分からなくなり難しいと感じてしまいがちですが、タイニーシグレのドリフトであれば、タイニーシグレは浮いてるのでルアーを見失うことなくバスまでルアーを近づけることができるのでドリフト初心者にとっても簡単に操作することができます。
やり方としては、まずバスを見つけたら、上流3~4mにタイニーシグレをキャストします。
そしてルアーをシェイクし波紋を出しながらゆっくりとバスに近づけていきます。
ポイントとしてバスの口元にルアーを流し込むのではなく、バスの近くにドリフトで近づけていきます。ルアーに気づけばバスが近寄ってきますので、わざわざバスの口元にもっていかなくても問題ありません。
バスがルアーに気づいたらルアー目掛けて浮上してきますので、ひたすらシェイキングを続けてください。
シェイク中に『ぱくっ』と優しくついばむ様なバイトの場合、1~2秒程時間を置いてからフッキングした方がフッキング率は高いです。
すっぽ抜けのリスク自体が軽減されている設計ですが、少しルアーを送ってからフッキングするように心掛けるとバラシの確率は軽減しますのでおススメです。
まとめ
タイニーシグレの出しどころや河川での使用方法いかがでしたでしょうか?
ワームで全く反応しなかったバスがタイニーシグレであれば嘘みたいに反応したりするのがタイニーシグレのルアーパワーです。
難しいサイトフィッシングも必要なく簡単な操作でデカバスに口を使わすことができ、河川で使用すれば川バス特有の強い引きを味わうことができファイトも楽しめますので、野池がメインで使用していた人には是非とも河川で使用してみてください。
そして、ルアーを襲う瞬間と強い引きで楽しいファイトをご堪能ください!
炎天下の救世主!それがタイニーシグレです!
コメント