ど~も!
一方的にメガバスを愛しているジェイチです。
メガバスルアーを使用し、皆さんの親指をボロボロにすることを目標にブログを書いております。
今回はルアーインプレではなく、ロッド修理について紹介します。
ロッド修理初心者の筆者でも特殊な道具を揃えることなく簡単に修理ができましたので、その修理方法を紹介します。
ロッド修理のプロではないですし、ネット情報と近くの釣具屋の情報を頼りに修理してみました。
もしこれからロッド修理にチェレンジしてみたいと思っている方へ参考にしていただければ幸いです。
それでは修理スタートです!!
折れた経緯
実は今回でロッドが折れたのは2回目なんですww
1回目も2回目もバスを掛けてからのファイト中に折れてしまいました(二本ともスピニングロッド)
原因はドラグの締めすぎ。
2回ともバックウォーターの流れの中で育った川バスが相手。
川バスは引きが強いのが特徴です。
その強引な引きで岩や護岸等に擦られないようにドラグを締めすぎてしまった事で、ロッドに負荷を掛けすぎてしまいお亡くなりになりました。
1回目は保証書が使用できたので、メーカーに引き渡し免責額のみの負担でロッドが新しくなりました。
しかしながら二回目は保証が効かないとのこと(´;ω;`)
保証で直せないなら自分で直してみるかと思いロッド修理に挑戦してみました。
準備物
- カーボン芯(税込1,100円)
- フィッシングボンド(税込671円)
- 紙やすり(税込39円×2枚=78円)
- マスキングテープ(所有物使用)
- カッターナイフ(所有物使用)
折れたロッド部の修理をしよう
まず初めに、折れたロッド部をきれいに整えることからスタートです。
筆者の場合は、3番ガイドから4番ガイドの間で折れてしましました。
折れたロッドの先端はこのようになっていました。
折れた個所の先端が割れてしまっています。
このままでは修理しても見栄えが悪くなるのと、修理後の強度低下につながるのではないかと考え、思い切って割れた部分を切り落とすことにしました。
割れた部分を切り落としますのでロッドの長さは短くなりますので切り落としすぎに注意です。
切り落とすときはカッターを使用し力を入れすぎないよう慎重に作業しましょう。
折れたロッドのトップガイド側とグリップ側のささくれがきれいに整いましたら次の工程に進みます。
カーボン芯の長さを調整しよう
ここからは折れたロッドの繋ぎの役割をするカーボンロッド芯の長さを調整します。
まず、この芯径の選び方ですが、折れたロッドを釣具屋へ持っていきました。
カーボンロッド芯を折れたロッド(グリップ側)へ差し込んでみて、しっかり入り込む芯を選びました。
この芯の長さ次第でロッドの調子がガラッと変わりますので、なるべく短い方が良いと釣具屋のスタッフさんが教えてくれました。
筆者の場合、芯を4cmに切り落とし、折れたロッドの両先端に2cmずつ差し込むようにしました。
極端に短すぎると繋ぎ目から再度折れてしまいそうで不安でしたので4cmの長さを確保。
芯の長さが決まったら折れたロッドへ差し込んでいきます。
カーボン芯を折れたロッドへ差し込もう
ここからが本格的な修理になります。
まずは、折れたロッド(グリップ側)へ芯を入れ込みます。
芯を購入する際にしっかりと入り込む径で購入しているので問題なく芯を入れ込むことができます。
芯がしっかりと奥まで入り込んだらマスキングテープを使用し芯がどこまで入り込んだか分かるようにします。
カーボン芯を紙やすりで削ろう
次に折れたロッド側(トップガイド側)へ差し込めるようカーボン芯を紙やすりを使用し削っていきます。
先ほどの工程で、マスキングテープを貼っていない部分をやすりで削っていきます。
紙やすりで削りすぎてしまうとカーボン芯が細くなりすぎてしまい折れたロッド(トップガイド側)へ差し込んだ時にガタガタにならないように慎重に削ります。
削っては差し込んでみての繰り返しで折れたロッドの内径にピッタリ合うように慎重に作業します。
実際に削ったカーボン芯がこちら
色がグレーっぽく変化している方がやすりで削った側になります。
差し込むときはこんな感じに差し込んでいきます。
フィッシングボンドで接着しよう
ここからはカーボン芯と折れたロッドの接着作業に入ります。
今回使用したボンドはこちら。
実際に使用し、問題なく使用できましたので参考にしてみてください。
100均でも2液混合タイプの接着剤も売られていますが、ここはしっかりとロッドが二度と折れないよう釣り具専用の接着剤を選びました。もしかしたら100均タイプでも問題なく使用できるかもしれませんが、ここはケチらずお金を使いました。
使い方は簡単。
AとBのチューブに入っている液体を取り皿の上に同じ量取り出します。
取り出した2つの液をヘラを使用し混ぜ合わせます。
しっかりと混ざったら折れたロッドの径にヘラを使用し接着剤を入れ込んでいきます。
次はカーボン芯にしっかりと塗っていきます。
カーボン芯に接着剤を塗ったら芯を折れたロッドに差し込んでいきます。
この時、ガイド位置をしっかりと合わせます。
ボンドが硬化してしまうとガイド位置を調整できないと思いますので硬化するまでの時間でズレがないかしっかりと確認しましょう。
そして接着後の状態がこちら
はみ出した接着剤はきれいに拭き取ると見栄えのいいロッドになります。
表面の硬化は早いですが、ロッドの内径部の硬化については時間がかかるようです。
筆者の場合1週間ほど硬化に時間を費やしました。
実際に硬化した表面はこんな感じ。
接着剤のテカリが見えますが、少し離れるとほとんど気にならないくらいの出来栄えです。
しっかりと硬化すれば修理は終わりになります。
あとは魚を掛けてからロッドが再度折れないか確かめます!!
修理ロッドの感想
実際に修理したロッドを持って釣りに行ってみました。
投げてみての感想は、修理箇所から竿のしなりが悪くなったと感じました。
その結果、飛距離も悪くなりました。
ただ、遠投用のロッドではなく、サイトフィッシングや近距離用で使用することがメインでしたので多少の飛距離ダウンは目を瞑りました。
魚を掛けてみても修理箇所から再度折れることもなく川バスの50㎝や60㎝ほどの鯉も釣り上げましたので強度は問題ないかと思います。
流れと筋肉質なバスの引きもあってロッドは弧を描き曲がりましたが、折れることはなくファイトを楽しめました。
まとめ
ロッドが折れた時はかなり落ち込みましたし、新品を購入しようか悩みました。
しかし、ネットで修理方法を調べてみて、低予算で修理できることを知り修理してみて使い物にならなければ新品を購入すればいいや。と軽い気持ちで始めた今回の修理。
ロッドが折れる前の状態には残念ながら戻りませんでしたが、数千円の予算で直せたことは良かったと思ってます。
何かの参考になれば皆様も是非ともチャレンジしてみてください。
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